よもぎ蒸しと体のお話

こんにちは。
よもぎ庵鍼灸師の平沼公代です。
よもぎ蒸しを導入し、よもぎ蒸し商品の販売を始めてから20年以上。
私の中では「よもぎ蒸し」はもう当たり前のことになっていますが
世の中には、よもぎ蒸しを知らない、聞いたことはあるけどよくわからない。
そういう方もまだまだいらっしゃいますよね。
そこで今回、改めて「よもぎ蒸しって何?」にお答えする記事を書こうと思います。
よもぎ蒸しをしてみようかな、という方へ。
この記事を読めば、よもぎ蒸しを始める前に知っておきたい3つの大切なことがわかります!
たった5分、いや、3分くらいかも。ぜひ読んでみてくださいね♪
1. よもぎ蒸しって、そもそも何?
2. サロン?自宅?どこでできるの?
3. 知っておきたい注意点
1. よもぎ蒸しって、そもそも何?
よもぎ蒸しは、よもぎや数種類の和漢植物を煮出した蒸気を全身に浴びる、韓国に古くから伝わる温熱美容法です。
【仕組み】 専用のマントを身につけ、穴の開いた椅子に座ります。椅子の下にはコンロが置かれており、そこで煮出した温かい蒸気がマント内に充満します。その蒸気を顔や髪、そして下半身から全身に浴びることで、体の芯までじっくりと温まります。特に、温かい蒸気を直接吸収できる下半身をしっかりと温められるのが大きな特徴です。
「どんな効果が期待できるの?」
よもぎ蒸しは、何百年も前から伝わる民間療法として多くの人に親しまれてきました。その歴史が示すように、よもぎ蒸しを体験された多くの方が、冷えや生理痛の改善、肌の調子が良くなった、心身がリフレッシュされた、といった効果を実感されています。
2. サロン?自宅?どこでできるの?
「よもぎ蒸しを試してみたい!」そう思ったとき、まず考えるのは「どこで体験できるんだろう?」ということではないでしょうか。大きく分けて、よもぎ蒸し専門のサロンに行くか、自宅で手軽に楽しむかの2つの方法があります。それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。
【サロンでのよもぎ蒸し】
- メリット
- 手軽さ: 専門の道具を自分で準備する必要がなく、タオルなどのアメニティも用意されているので、気軽に立ち寄れます。
- リラックス空間: 落ち着いた空間で、日常の喧騒から離れてリラックスできます。
- 専門家のアドバイス: 体調や悩みに合わせて、健康に関するアドバイスを受けられたりする場合があります。
- デメリット
- 費用: 1回あたりの費用が自宅で行うよりも高くなります。
- 予約: 事前に予約が必要な場合が多く、自分の都合の良い時間にすぐに行けるとは限りません。
【自宅でのよもぎ蒸し】
- メリット
- 手軽さ: 自分の好きなタイミングで、時間を気にせずに行えます。
- 費用: 長期的に見ると、サロンに通うよりも費用を抑えられます。
- デメリット
- 初期費用: 専用の椅子やマント、よもぎなどのセットを自分で用意する必要があります。
- 準備と片付け: 使用前後の準備や片付けを自分で行う必要があります。
- 習慣化の難しさ: 「いつでもできる」と思ってしまうことで、かえって習慣にしにくい場合があります。
どちらの方法を選ぶかは、ライフスタイルや重視するポイントによって異なります。もし迷うのであれば、まずは数回サロンでよもぎ蒸しを体験してみて、ご自身に合うかどうか、心地よいと感じるかどうかを試してみるのがおすすめです。実際に体験することで、自宅で続けるイメージも湧きやすくなるでしょう。
3. 知っておきたい注意点 – より安心してよもぎ蒸しを楽しむために
よもぎ蒸しは、多くの女性にとって心地よく、健やかな時間をもたらしてくれるものですが、体調によっては控えた方が良い場合や、注意しておきたい点があります。ご自身の体の状態をしっかりと把握し、安全に楽しむために、以下のポイントを必ずご確認ください。
【必ずチェック!よもぎ蒸しを控えた方が良い場合】
- 妊娠初期の方: 妊娠初期はデリケートな時期です。母体と胎児の安定を第一に考え、よもぎ蒸しは控えるようにしてください。
- 生理中の方: 生理中は普段と体の状態が異なり、デリケートになっているため、衛生的な観点からもよもぎ蒸しはおすすめできません。
- 術後や大病後で体力が著しく低下している方: 体力が回復していない状態でのよもぎ蒸しは、体に負担をかけてしまう可能性があります。体調が万全に戻るまでは控えましょう。
【知っておきたい!好転反応と熱あたりについて】
よもぎ蒸し後、特に初めて体験された方や体調によっては、だるさや眠気を感じることがあります。これは体が温まったことによる自然な反応であり、一般的に「好転反応」と呼ばれるものです。初めての方は、無理せず短めの時間から始め、よもぎ蒸し後はゆっくりと休息するようにしてください。
一方で、好転反応と似た症状でも、強い疲労感や頭痛を感じる場合は、よもぎ蒸しの熱刺激が強すぎたことによる「熱あたり」の可能性があります。このような場合は、熱量や蒸し時間を調整する必要があります。もし症状が続くようでしたら、専門家や医師に相談するようにしてください。
よもぎ蒸し後の不調を全て「好転反応」として説明されるケースも見受けられますが、蒸され方次第で過度に疲労することを予防できます。それぞれの体質、体調に合ったよもぎ蒸しの蒸され方をすることで、より快適なよもぎ蒸しライフをお過ごしくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、よもぎ蒸しを始める前に知っておきたい3つのことについてお伝えしました。
よもぎ蒸しは、体を温めることで冷えや様々な不調にアプローチできる素晴らしい健康美容法です。
この記事を参考に、よもぎ蒸しをぜひ体験してみてくださいね♪
あなたの体と心にとって、心地よい時間が過ごせますように。

